Introduction 業務の紹介
REPROCESSING 再処理分析部
再処理工場内の各運転担当から送られてきた試料を24時間体制で適時、高精度、確実に分析・評価し、データを工場側(日本原燃(株))へ速やかに返送していきます。
工程分析課
再処理工程の運転状況を把握するため、三交替勤務体制で運転管理(工程管理、臨界管理)に関する分析を担当しています。
計量分析課
工場全体の核物質を正確に把握するための計量管理分析、品質管理に関する分析を三交替勤務体制で担当しています。
脱硝分析課
再処理工場の製品であるMOX粉末の物性分析を担当しています。
廃棄物管理課
分析建屋内で発生する固体廃棄物を放射線遮へい機能を備えた専用収納容器で廃棄物処理建屋へ搬送しています。
分析技術課
再処理分析部における設備等の保全管理、資機材の調達・管理、予算管理、再処理工場他施設の試験検証を担当しています。
管理区域内で遮へいされた状態の試料を適時・高精度に分析しています
再処理工場のさまざまな工程で採取された試料は、気送管によって分析棟に届けられ、放射能の量や液の性質に応じ、設備の異なる隔離された部屋で分析を行います。
試料は、高い放射能を持つため、放射線を遮へいする設備や、グローブボックス、遠隔操作機器を使って分析し、集められ評価したデータを工場に返送します。
グローブボックス
気密構造のボックスでグローブを介して低レベル放射性試料を分析。放射性物質が漏れないよう、内部は常時負圧に維持管理されています。
トングセル
β・γ線を遮へいするために、鉄製のセルに気密構造のインナーボックスを設置。鉛ガラスの窓越しに、遠隔操作で分析を行います。
ヒュームフード
極低レベルの放射性試料を分析。フード外に試料が飛散しないよう、空気の流れをフード内に吸引しながら作業します。
QUALITY 品質保証部
会社の安全管理、技術、品質保証を統括しています。
社員および周辺環境を事故等から守り、社員の技術力向上を図るとともに、品質管理に関わるすべての業務を担当しています。
品質保証・教育課
環境保全、作業安全、事故・トラブルの未然防止の取り組み、安全・衛生に関する業務を担当しています。また、品質保証に関する文書と記録の管理、品質管理における不適合管理と是正・予防措置、および全社の教育訓練を担当しています。
BUSINESS 業務部
会社の経営管理、経理・財務、総務、資材、人事・労務、社員の健康管理などを統括しています。
社員がよりよい会社生活を送るためにサポートしています。
業務課
経営の重要事項に関する意思決定会議の運営、会社予算の執行管理、採用、社会保険、福利厚生などに関する業務を担当しています。また、健康診断やストレスチェックの事務局も担っています。
Flow 配属までの流れ
新入社員研修
新入社員全員を対象とした研修で、外部から専門講師を迎え、社会人にふさわしい一般教養、職業人としてのマナーを約2週間かけて習得します。
研修後は、約4ヶ月間、化学および原子力の基礎学習と、分析実習を受けます。
新人研修・分析実習で培った経験をもとに、先輩社員が指導員となって現場実習が始まっていきます。
研究・研修センター
社員の技術向上を目的とした教育技術研修所を設置しています。
各種研修を主導するほか、各種国家試験受験のための講習会等を開催して自己啓発を支援しています。
分析作業は、常にチームで担当します。試料が届けられ分析依頼があると、チームリーダーはメンバーの適正を踏まえて作業を分担し、分析を実施します。微量の試料を遠隔操作で分析する作業は難しく、技能の習得には5年、10年という時間が必要です。社員はチーム内で数多くの経験を積みながら、一人前に成長していきます。
Educational Training 教育訓練
大学院修学支援
社員の自発的な向学意欲に応え、将来の人材育成を図ることを目的に、大学院での修学を通じた視野の拡大、幅広い知識とその展開能力の修得する機会が与えられています。
自己申告制度
現在の職務状況、職場への意見や提案、キャリアプランの希望などを上層部へ申告できる制度です。社員のさらなる能力開発適正配置、職場環境改善などを目的に年1回実施しています。
自己研鑽支援
職務遂行能力や専門知識・技術を高める努力を支援する制度があります。能力開発に要した経費の一部を支援し、国家試験等の合格に係る表彰として祝金が支給されます。
主な資格
- 放射線取扱主任者
- 作業環境測定士
- 危険物取扱者
- 毒物劇物取扱責任者
- 酸素欠乏作業主任者
- 特定化学物質作業主任者
- 環境計量士
- 高圧ガス製造責任者
- エックス線作業主任者
- 衛生管理者
- 有機溶剤作業主任者
- etc.